【AutoCAD LISP】ブロックに追加・削除の自動化【効率的な使い方】

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みなさん、こんにちは!音門仁です!

ブロックに新しいオブジェクトを追加するときに、上画像のようなメニューを使うと思います。

オブジェクト選んでから、画面上のメニューからブロックの追加・削除をするのが面倒ではありませんか?

独学で「LISP」を習得し、業務を効率化した経験のある私が、この作業を自動化するプログラムを紹介します!
この記事で分かる事
  • ブロックの追加・削除の自動化

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Contents

LISP構成

ブロックにオブジェクトを追加」のプログラムは、以下のようになってます。

  1. (defun c:IA ()
  2. (setq sel (ssget))
  3. (command-s “._REFEDIT”)
  4. (command-s “._REFSET” “A” sel “”)
  5. (command-s “._REFCLOSE” “”)
  6. )

プログラムの説明

  1. コマンドエイリアスを「IA(INPLACE ADD)」に設定
  2. ブロックに入れるオブジェクトを選択
  3. オブジェクトを追加するブロックを選択
  4. ①のオブジェクトを②に入れる
  5. ブロック編集を閉じる
③は、右クリックメニューの「インプレイス編集」のコマンド「REFEDIT」を実行します。
④⑤は、下記画像の「作業セットに追加」と「変更を保存」を実行するためのプログラムです!
プログラムを貼り付けておくので、良かったら実際に試してみてください!

ブロックに追加

ブロックから除去

実際の操作

実際の操作は、以下のようになります。

  1. コマンドエイリアスを「IA(INPLACE ADD)」を入力し、エンター
  2. ブロックに入れるオブジェクトを選択し、エンター
  3. オブジェクトを追加するブロックを選択し、エンター
  4. 「インプレイス参照編集」ウインドウが表示されるので、エンター
  5. ブロックにオブジェクトが追加されます


①コマンドエイリアスを「IA(INPLACE ADD)」を入力し、エンター


②ブロックに入れるオブジェクトを選択し、エンター


③オブジェクトを追加するブロックを選択し、エンター


④「インプレイス参照編集」ウインドウが表示されるので、エンター


⑤ブロックにオブジェクトが追加されます

④でエンターを押した瞬間に追加が完了するので、画面上部のメニューまで移動して、クリックして追加する動作が丸々必要なくなります!

時短率

このプログラムを使うことで、「ブロックに追加」の作業効率は、約6倍になります。

通常の場合:30秒

LISPの場合:5秒

理由は、以下のようになります。

  • 短いコマンド「IA」で、右クリックメニューの不要
  • 画面上部の「作業セットに追加」までカーソルを移動する必要なし
  • 「作業セットに追加」をクリックする必要なし
  • 「変更を保存」をクリックする必要なし
  • 「変更を保存」クリック後の「インプレイス参照編集」でエンターする必要なし

以上の理由で作業効率を劇的に向上させることができます。

まとめ

この記事では、「ブロックの追加・削除」の自動化プログラムについて紹介しました。

まとめ
  • 「ブロックの追・削除」の自動化プログラムで作業効率6倍
このように簡単なプログラムを組むだけでも、日頃の作業効率が劇的に上がります!
今回、紹介したプログラムを以下からダウンロードできるので是非試してみてください!

ブロックに追加

ブロックから除去

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