上画像のように指定したオブジェクトの画層を持つオブジェクトを自動選択するLISPを紹介します。
「クイック選択」を使用しないので、直感的に素早く選択できますね。
「同じ画層を選択する」LISPの中身を解説
「押し出し」の機能の使い方を説明します。
コマンドエイリアス「EXT(EXTRUDE)」入力し、エンター。
「押し出しの高さを指定」で高さ200任意値)と入力し、エンター。
アングルが完成します。
「押し出すオブジェクト」は、「閉じられた境界を持つオブジェクト」である必要があります。
「閉じられた境界を持つオブジェクト」は、2つあります。
- ポリライン
- リージョン
「閉じられた境界を持つオブジェクト」は、「外側」と「内側」が線分で完全に遮断されてるオブジェクトのことです。
押し出すで使う「閉じられた境界を持つオブジェクト」の作り方
「閉じられた境界を持つオブジェクト」の作り方を7個紹介します。
- 線分をジョイントする
- ポリラインで作る
- リージョンで作る
- ハッチングで作る
- 四角で囲ってハッチングで作る
- 「BO(BOUNDARY)」境界作成コマンドで作る
- 四角で囲って「BO(BOUNDARY)」境界作成コマンドで作る
線分をジョイントする
線分コマンド「L(LINE)」で描いた線分を、結合コマンド「J(JOIN)」でポリラインにします。
コマンドエイリアス「J(JOIN)」で、結合したい線分をすべて選択し、結合して「ポリライン」を作成します。
ポリラインで作る
初めからポリラインコマンド「PL(PLINE)」でポリラインを作成します。
コマンドエイリアス「PL(PLINE)」を入力し、線分を描くようにポリラインを引けば完成です。
リージョンで作る
リージョンコマンド「REG(REGION)」で「面」を作成します。
リージョンしたい「線分」か「ポリライン」を選択し、コマンドエイリアス「REG(REGION)」を入力し、エンターでリージョンを作成できます。
リージョンが成功するとオブジェクトの内側が塗り潰されるので分かり易いです。
塗り潰しは「表示スタイル」がワイヤーフレーム以外のときに限ります。
ハッチングで作る
ハッチングコマンド「HATCH」でハッチングを作り、ポリラインを作ります。
アングル内側を「HATCH」コマンドでハッチングし、ハッチングを作業しやすい場所に移動。
ハッチングを選択し、「右クリックメニュー」内の「境界の生成」をクリックします。
ハッチングのアウトラインに「ポリライン」が作られます。
この作られた「ポリライン」を「押し出し」に使用します。
長方形で囲ってハッチングで作る
「ハッチング」で「ポリライン」を作る方法の応用編です。
ハッチングをオブジェクトの「内側」ではなく、適当な「長方形」で囲った「内側」で行います。
厚さ2mmのパネル断面がありますが、厚さが2mmしかないのでハッチングがやりにくい。
長方形コマンド「REC(RECTANG)」でオブジェクトを適当に囲みます。
長方形の「内側」をハッチングします。
ハッチングを作業しやすい場所に移動し、「右クリックメニュー」→「境界の生成」を実行。
作成した「ポリライン」を「押し出し」で厚さ2mmの3Dモデルが完成。
- ハッチングしにくい内側を使用せず「ポリライン」が作れる
- 「長方形」で囲った「内側」を使うので、ハッチングし易い
- 図形の内側に余計な線分があったり、内側が狭くても「ポリライン」を作り易い
「BO(BOUNDARY)」境界作成コマンドで作る
編集中です。
四角で囲って「BO(BOUNDARY)」境界作成コマンドで作る
編集中です。
まとめ
「押し出し」で使う「断面オブジェクト」の作り方の紹介でした。
- 押し出す2Dオブジェクトの作り方
- 線分をジョイントする
- ポリラインで作る
- リージョンで作る
- ハッチングで作る
- 四角で囲ってハッチングで作る
- 「BO(BOUNDARY)」境界作成コマンドで作る
- 四角で囲って「BO(BOUNDARY)」境界作成コマンドで作る
具体的なモデルの描き方を知りたい方は下記の記事もお読みください。
油圧装置を最初から最後までモデルで描く手順を説明しています。
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