凛(りん)
ブロックを作るとき、基点を意識した方がいいの?
基点を意識して作れば、後々の作業効率が上がります。
ブロックの基点を設定するメリット
- オブジェクトプロパティで回転角度を指定し、簡単にブロックを回転可能
- ブロック挿入時の配置が楽になる
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Contents
基点を意識してブロックを作る
基点を定義してブロック化する方法を説明します。
STEP
ブロックを作成時、「ブロック定義」の「挿入基点を指定」で基点を設定します。
STEP
ボルトの場合、ボルトのねじ込む時の位置を意識し、ねじの付け根を基点にします。
STEP
ブロックにしたボルトのプロパティ内の「その他」内の「回転角度」を「90」にします。
STEP
ブロックが「基点」を基準に「90°」回転し、壁に取り付いた絵になりました。
基点をしっかり設定することで、回転コマンドを使用せずにオブジェクトを回転できます。
続いて、3Dのブロックの基点定義について説明します。
STEP
3Dをブロックにした場合もプロパティの「回転角度」からオブジェクトを回転可能。
STEP
プロパティを変更することでボルトを壁にねじ込んだ状態にできます。
「回転角度」は「Z軸」を基準に「XY平面」方向にしか回転しないので、3Dで「縦方向」に回転させるときは「XY平面」とオブジェクトの向きに注意してブロック化する必要があります。
ツールパレットから挿入する場合について説明します。
左図のようにブロックを「挿入」するときや「ツールパレット」から「挿入」するときに基点で挿入されるので、ねじが製品に取り付けられる位置での挿入が簡単です。
他にもブロックの基点はプロパティで「座標位置」として表示されるので、ブロックの座標を知りたいときに便利です。
まとめ
以上、「基点を意識してブロックを作る」の記事でした。
- オブジェクトプロパティで回転角度を指定し、簡単にブロックを回転可能
- ブロック挿入時の配置が楽になる
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