既に作った3Dモデルを伸ばしたり、縮めたりはできないの?
「Ctrl変形」で既存のソリッドの形状を簡単に変形できます。
「Ctrl」を押しながら、ソリッドの「頂点」「辺」「面」を選択すると、その部分だけ選択することができ、移動コマンドをすることでソリッドを変形できます。
この記事を読む前に「基礎知識編」「基本操作編」を読むとよりAutoCAD 3Dが理解できます。
AutoCADを本格的に勉強したい方は、こちらの参考書がおすすめです。
「Ctrl」を使ってソリッドを変形する
「Ctrl」キーを押しながら「頂点」「辺」「面」のいずれかを選択し、ソリッドを変形します。
「Ctrl」変形の方法を説明します。
作成済のソリッドの引き伸ばしたい面を「Ctrl」を押しながら左クリックして選択します。
赤、青、緑の矢印が表示されるので、青い矢印をクリックして、伸ばす方向にマウスを動かします。
「新しい点を指定」で新しい点をクリックするか、伸ばす分の数値100(任意値)を入力し、エンター。
円柱が100mm伸びます。
面だけではなく、ソリッドのエッジ(辺)や頂点を「Ctrl」で選んで伸ばすことができます。
「Ctrl」を使えば、直感的にソリッドを変形できるのね。
直感的に操作が可能なのは、「AutoCAD」の良い部分です。
「Ctrl」を使って「差演算」の穴を移動する
「Ctrl」キーで「穴」の側面を選択し、移動ギズモを使って「穴を」移動します。
「Ctrl」で穴を移動する方法を説明します。
「差」で空けた穴の側面を「Ctrl」で選択します。
穴の側面を「Ctrl」で選択し、「移動ギズモ」か、コマンド「M(MOVE)」で移動できます。
穴の大きさは変えれないので、穴を空け直すか「ソリッド履歴」で円柱のサイズを変更します。
「穴」も「Ctrl」で簡単に移動できるのね。
「差演算」については、以下の記事を参照してください。
「Ctrl」を使って「差演算」の穴を削除する
「Ctrl」キーで「穴」の側面を選択し、「DEL」キーを使って「穴」削除します。
「Ctrl」で穴を削除する方法を説明します。
「差」で空けた穴の側面を「Ctrl」で選択します。
「DEL」キーで削除できます。
まとめ
「Ctrl変形」で3Dモデルを変形する方法の紹介でした。
- 「Ctrl」を使ってソリッドを変形する
- 「Ctrl」を使って「差合成」の穴を移動する
- 「Ctrl」を使って「差合成」の穴を削除する
具体的なモデルの描き方を知りたい方は下記の記事もお読みください。
油圧装置を最初から最後までモデルで描く手順を説明しています。
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