「モータ」はどうやってモデリングするの?
「モータ」のモデリング方法を紹介します。
- 「モータ本体」のモデリング方法
- 「モータ脚部」と「端子箱」のモデリング方法
- 「吊りボルト」のモデリング方法
この記事を読む前に「基礎知識編」「基本操作編」を読むとよりAutoCAD 3Dが理解できます。
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「モータ本体」の3Dモデルの描き方
「モータ本体」のモデリング方法を説明します。
モータの2D図を用意します(メーカからダウンロード)。
モータの2D図を配置し、UCSのZ軸を水平方向にします(水平方向に伸びるモデルが多いため)。
モータの軸、胴体、ファンカバー部を「円柱」コマンド(CYLINDER)で作成します。
ファンカバー部は「ロフト」コマンド(LOFT)で作成し、ここでモデルを全部「和演算」します。
モータ下部は水平になってるので、図に沿って「スライス」コマンドで切断します。
図の青色ハイライト部のようにモデルが切断されました。
メーカのCAD図を下書きにモデリングすると楽です。
「モータ脚部」と「端子箱」のモデリング方法
続いて、「モータ脚部」と「端子箱」のモデリング方法を説明します。
モータの「端子箱」と「脚部」の断面を「リージョン」で作成します。
モータ胴体の中心を基点に①の断面を配置します。
「押し出し」コマンドで断面をモデル化します(長さは適当で大丈夫です)。
平面の図に沿ってモデル化した断面を「切断」コマンドで切断します。
切断して不要になった部分は削除します。
「脚部取付穴」は、平面図の長孔を「リージョン」して「差演算」で作成します。
端子箱とモータ胴体の繋ぎ部を「直方体」コマンド(BOX)で作成します。
ザックリ配置して、平面図の位置で切断がコツです。
「吊りボルト」のモデリング方法
「吊りボルト」のモデリング方法を説明します。
「吊ボルト」の付け根部を「断面回転」コマンド(REVOLVE)で作成します。
「吊ボルト」の「アイ(丸い部分)」を「トーラス」コマンド(TORUS)で作成します。
「吊ボルト」を配置し、位置調整を「距離計測(DIST)」「移動(MOVE)」で行います。
モデルを「和演算」コマンドし、取付穴の対角線上の中心を基点にしてブロック化します。
モータのモデルが完成しました。
モデルを使うときの用途でブロックの基点を決めましょう。
まとめ
「モータの3Dモデルの描き方」の紹介でした。
- 「モータ本体」のモデリング方法
- 「モータ脚部」と「端子箱」のモデリング方法
- 「吊りボルト」のモデリング方法
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